MEL入門006 基本から説明
MEL スクリプトを作成し実行する。
Maya のメイン ウィンドウの右下にあるスクリプト エディタ(Script Editor)ボタンをクリックするか、 ウィンドウ > 一般エディタ > スクリプト エディタ(Windows > General Editors > Script Editor)を選択してスクリプト エディタを開きます。
スクリプト エディタウインドウの
上側の灰色部分がヒストリ ペインといい。スクリプトの出力(履歴)を確認できます。
下側の白色部分がペインといい。スクリプトを入力するところです。
MAYAインターフェース最下部の白い部分のコマンドラインと同じ様に、スクリプトを入力し実行することができます。
print "Hello world";
と入力し、ドラッグして選択後、Ctrl+Enterキー(テンキーではない方)を押すと実行し、ヒストリ ペインに
と表示されます。
Ctrl+Enterキーは
スクリプト エディタのメニューのコマンド > 実行(Command > Execute)を選択することと同じです。
Help;
と入力し、ドラッグ選択しCtrl+Enterキーを押すとヘルプが起動します。
help;
と入力し、ドラッグ選択しCtrl+Enterキーを押すと
How to use the "help" command:
どのように「help」コマンドを使用するか? ヒストリ ペインに表示いたします。
このように大文字と小文字の違いでも全く違うコマンドの扱いになりますので注意しましょう。
To get quick help for a particular command, type:
help
help コマンド名 を試しに実行してみましょう。
help help;
と入力し、ドラッグ選択しCtrl+Enterキーを押すと
// Result:
Synopsis: help [flags] [String]
Flags:
-q -query
-doc -documentation
-l -list
-lng -language String
-pdt -popupDisplayTime UnsignedInt
-pm -popupMode on|off
-ppt -popupPauseTime UnsignedInt
-rm -rolloverMode on|off
-so -syntaxOnly
Command Type: Command
//
このように表示されます。
-q -query
-q は -query の略で どちらも
help [flags] [String] の[flags]に入れて使用できます。
help [flags] [String] の[String]は文字列で、コマンド名等です。
-doc -documentation と書いておりますので
help -doc help;
help -documentation help;
2行のスクリプトは同じです。
それぞのの行をドラッグ選択しCtrl+Enterキーを押すと
ヘルプが起動しMELコマンドドキュメントのhelpが検索され表示します。
それでは試しに
help Help;
入力後、ドラッグ選択しCtrl+Enterキーを押すと
// Result:
Synopsis: Help
No Flags.
[flags]が必要ありませんと表示されます。